「ゲーム心理学」知見保管庫

「ゲーム心理学」の参考文献等を投稿します。

1:調査

{58}Halley M. Pontes. (2017)

SNS依存症とインターネットゲーム障害(IGD)に正の相関。またSNS依存症は人口統計学的要素に有意な関係は見られなかったが、IGDには見られ、男性かつ若年層と正の相関。週平均プレイ時間とIGDは正の相関がみられたが、週平均閲覧時間とSNS依存症には有意な関…

{55}Dave Westwood and Mark D. Griffiths. (2010)

プレイヤーがどういった動機を以てプレイしなにを重要視しているか、またプレイヤーのゲームの選り好みについて調査。 結果、選り好みのタイプについて、6タイプが抽出できた。 タイプA。特にストーリー・世界観の理解を目的にプレイし、目的達成のためにレ…

{48} 島 義弘,馬 暁玲,稲垣 勉 (2020)

大学生を対象に調査したところ、授業選択の自由度が大きい科目では内的調整の傾向が、授業選択の自由度が低い科目では外的調整の傾向が見られた。年齢を調整しても差は有意であった。 認知評価理論で語られるような自律性の充足が授業における動機付けの傾向…

{40}Idit Katz, Avi Kaplan, Tamara Buzukashvily. 2011

子供が抱える宿題に対する親の動機付けは、親の欲求支援的行動を介し、子の宿題に対する動機付けに寄与していることを示唆。 具体的には、子の宿題を支援しようとする親の自律的動機付けと親の宿題に対する知覚された能力(広範的に捉えると、過去に学習した…

{36}要約:Dmitri Williams, Nick Yee, Scott E. Caplan. 2008

本研究は、MMORPGのプレイヤーの基本的な情報・メディア利用・健康・メンタルヘルス・動機付けに関する情報を収集、その属性を一般人口と比較し特徴を列挙するものである。 本研究が施行された2000年代は、ゲームプレイヤーに対するステレオタイプが一定量確…

{32}要約:Furrer, C., & Skinner, E. 2003

本研究は、先行研究の知見を踏まえ、主に教師・親・親友との関係が前思春期の子供の学習意欲と成績に及ぼす影響について調査したものである。 自己決定理論をはじめとして、関連性という心理的欲求は多くの理論的観点から説明されている。そして自己決定理論…

{28}要約:Devin J.Mills and Johnie J.Allen. 2020

本研究は、インターネットゲーム障害(IGD)の重症度と自制心の低さとの関係を探るものである。 先行研究により、自己決定理論における心理的欲求のフラストレーションもしくは妨害がIGDの重症度と関連することが明らかになっている。また、自制心の低さが取入…

{13}Kirk Plangger,Colin Campbell, et al. 2022

本研究では、フィットネスをサポートするゲーミフィケーションアプリの利用状況を追跡、報酬の有効性と、身体活動に対する報酬価値・償還・やり込み具合の複合的な影響を分析している。 これは、フィットネスを支援するアプリにおいて報酬が如何様な効果をも…

{3}Yuan Yue Feng, Zihui Yi, et al. 2022

この論文は、協調型クラウドソーシングにおけるゲーミフィケーションの効果を探るべく、自己決定理論を基盤に説明・構築することを目的とする。 クラウドソーシングは競争型と協調型に分類できる。競争型は優秀者への報酬を動機付けとしてアイデアを募るのに…

{5}Paula Bitrián,Isabel Buil and Sara Catalán. 2021

本研究は、モバイルアプリに組み込まれたゲーミフィケーションが心理的欲求充足に及ぼす影響について調査したものだ。 本研究におけるゲーミフィケーションはHofacker et al.(2016)の「顧客価値を高め、価値創造行動を促すことで購買意欲やサービスを強化す…