{61}Ghuman, D. & Griffiths, M.D. (2012)
RPG,FPS,RTSを好む人たちの人口統計学的要素・対人関係・動機(Yee 2006の社会・達成・没入の3動機)の調査。
RPGは比較的高年齢の人がプレイ。
RTSとFPSは比較的男性に好まれ、RPGは比較的女性に好まれる。
RPGプレイヤーは比較的長時間プレイ(週24時間)する傾向に。FPSは9時間。RTSは14時間。
RTSは1~2年、RPGとFPSは3~4年選好が継続している。
RPG選好者は没入動機が強く、社会動機有。FPS選好者は達成動機と社会動機が強い。RTS選好者は達成動機が強く、社会動機が弱い。
男性は比較的達成動機が強く、女性は比較的社会動機が強い。
FPSのゲーム内フレンド数、RPGのゲーム内フレンド数はプレイ時間を有意に予測。またFPS・RPG選好者はオンラインを介した友好関係の構築の傾向が見られる。RTS選好者はローカルでの繋がりが強い傾向にある。なお、どちらも現実の友好関係に対する重要性に差はない。
RPGプレイヤーは主に没入動機で、比較的長時間プレイする傾向にある。{59}{60}で添えた考察と矛盾しない結果に。あと女性プレイヤーが多いのは気がかり、性差が顕著に表れている。
比較的サンプル数が少なく、グループ間のサンプル差もあり、RPGとMMORPGの混在の可能性も考えられる(本論文は導入にて、RPGとMMORPGを別物として扱っている)ため、この結果の一般化は慎重に。
参考文献
Ghuman, D. & Griffiths, M.D. (2012). A cross-genre study of online gaming: Player demographics, motivation for play, and social interactions among players. International Journal of Cyber Behavior, Psychology and Learning, 2(1), 13-29.