{184}Frandrio and Hasan 2020

よりよいマルチメディア教材を開発するためのステップについて実施したもの。

手続き。教材開発は定義・設計・開発・普及の4段階で行われる。

定義の段階では、シラバス分析・材料分析・学生分析を含む。シラバスを分析し、まず問題点を露呈させる。教師が用いる教材や参考文献の校閲、これは事前に目的と問題点を言語化していなければ進行しない。学習者の傾向を認知発達理論に基づき分析、何ができて、どういう精神傾向かを把握する。研究では教員を対象とした非構造化面接も行っている。

設計の段階では、前段階で収集した情報をもとに教材を設計する。論文の題材は情報技術を学習課題としたものであり、学習対象は高校生である。よって、主にビデオ教材を用いた学習教材の設計がなされた。達成すべき学習目標、シラバスに沿った映像の提供、学習内容についての質問。また対話型でもある。

開発の段階では、前段階で組んだ教材を実際に開発していく。研究内で作成された情報技術に関する教材は教員・生徒ともに高い評価を得ることができ、また成績においても対象群より優位であった。論文ではインタラクティブ型であることが優位を確保できた理由と強調している。

参考文献

Frandrio Syahputra and Hasan Maksum (2020) The Development of Interactive Multimedia Learning in Information and Communication Technology Subjects, Journal of Education Reseach and Evaluation, Vol 4 No 4, pp 428-434